仕事の優先順位を考える。
これは仕事術の話になると、よく聞く言葉です。
でも、私の場合、少し考え方が違います。
私が先に考えるのは、「優先順位」ではなく、「劣後順位(後回しにするもの)」です。
つまり、
「今日やらないことを先に決める」
という考え方です。
私は会社員として16年ほど働いていますが、月の残業時間はだいたい0〜2時間程度。繁忙期でも、ほとんど定時で終えることが多いです。
もちろん、仕事が少ないわけではありません。
むしろ、
「いや、これ今日で終わるわけないだろ…」
と思う日も普通にあります(笑)
そんな時こそ、私が最初にやることがあります。
きっかけは、「今日終わらない」と悟った日
今の考え方になったきっかけは、仕事量が一気に増えた時でした。
やることをメモに書き出してみたら、量が明らかに多い。
「これ、到底今日じゃ終わらないぞ…」
そう思った時、まず気持ちを落ち着けるために、“今日やらなくていいもの”を消していったのを覚えています。
すると、不思議と頭が整理されました。
全部やろうとするから苦しくなる。
だったら、
「今日は何をやらないか」
を先に決めようと思ったのです。
私が“劣後”する仕事
例えば、こんな仕事は後回しにすることがあります。
① 毎日やっている定型業務
毎日やっているからといって、今日必須とは限りません。
1日スキップして、翌日にまとめてやれば問題ないものもあります。
「毎日やる」が目的になっていないか、一度考えます。
② 締切に余裕がある提出物
自己評価レポートのような、締切が明確に先のもの。
締切がまだ先なら、焦って今日やる必要はありません。
③ 議事録だけ見れば十分な会議
全部参加しなくても、議事録だけで十分理解できる会議もあります。
“参加すること”が目的になっていないかを考えます。
④ 仕組み改善
これは少し意外かもしれません。
私は改善を考えるのが好きです。
「こうしたらもっと良くなる」
というのを考える時間は楽しい。
ただ、改善前の状態でも、これまで何とか回っていたわけです。
だからこそ、
「重要だけど、緊急ではない。」
急がなくても良いことが多いと思っています。
逆に、私がすぐやる仕事
一方で、即対応するものもあります。
① 早くやることが期待されているもの
返答スピードに価値がある仕事です。
早くやることで、相手が次に進めるもの。
「早いね」と思ってもらえるだけで、仕事がスムーズになることもあります。
② 自分が止まると複数人が止まるもの
自分がボトルネックになる仕事です。
自分が動かないと、他の人の作業が止まってしまう。
そういう仕事は最優先です。
③ 自分が楽しいこと(笑)
意外かもしれませんが、これも自然と早くやります。
自分のアイデアを形にすること。
「こうしたらもっと良くなるかも」
を考えること。
急ぎではなくても、楽しいので勝手に進みます(笑)
もちろん、失敗もあります
後回しにしたものが、
「思ったより急ぎだった…」
ということも数回ありました。
その時は素直に謝ります(笑)
でも、それでいいと思っています。
100%判断を外さないことより、全体として仕事を無理なく回せることの方が、自分には合っていました。
ちなみに、同じような仕事をしている人の働き方を見る機会があるのですが、月20〜30時間、なかには40時間近く残業している人もいて驚いたことがあります。
もちろん、仕事内容や立場の違いもあると思います。
ただ、自分も全部を真面目に抱え込んでいたら、同じ働き方になっていたかもしれません。
そう思うと少し怖くなり、そっと画面を閉じました(笑)
実は、暮らしも同じです
これは仕事だけの話ではありません。
私は普段、「買うもの」よりも、“買わないもの”を決めることがあります。
モノを増やさないためです。
仕事も同じで、
「やること」より、「今日やらないこと」を決める。
どうやら私は、足し算より引き算の方が性に合っているようです(笑)
もし今、
「仕事が終わらない」
と感じている方がいたら、一度だけ試してみてください。
今日やることを決める前に、“今日やらなくていいこと”を3つ消してみる。
案外、本当にやるべきことが見えてくるかもしれません。
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「モノを捨てない=大切にする」ではなく、“ちゃんと活躍させる”という考え方について書いた記事はこちら。
▶︎ モノを大切にするとは「捨てない」ことではなく「活躍させる」こと
また、私の根底にある「引き算」の考え方は、5Sの考え方にもかなり影響を受けています。

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